FC2ブログ
2014'03.29.Sat

群青の夜の羽毛布 山本文緒長編感想

群青の夜の羽毛布 (角川文庫)
山本 文緒
KADOKAWA/角川書店 (2014-01-25)
売り上げランキング: 484,878

 ちょっとだけネタバレです。moreReadで完全ネタバレ
 ずっと仄暗い空気で物語は進んでいくけれど、どこかに救いはあるのではないかと期待して読んだ。
 最後まで読んだ時何もかも救われないこの世界観がとても悲しいなと思った。そこで、ああ私はこの家族の幸せを見たかったことに気づいた。
 山本文緒さんの本は数冊読んでが、どれも爽やか(ドロドロした結果だとしても読後感は良いもの)だったので、そういうものを期待していたからか、私にはこの本は合わなかったようだ。星は3つ
誰かと精神科医のやりとりはずっと、誰か=父だと予想していたがまさか精神科医=さとるだとは思わなかった。
お母さんがお母さんに殴られていて、さとるも精神を病んでなら、さとるが結婚したら?と思うとやはりさとるが幸せになる姿は思い浮かべられない。この不幸の連鎖はちゃんと終わりを迎えられるのだろうかと心配になってしまった。鉄男の決断は仕方ないと思うが、私は何もかも不幸まま物語が終わってしまったのが悲しくて悲しくて。鉄男もいろいろあって病んでいただなとわかったとき、結局登場人物全員おかしかったんだなぁとそして、誰も根本的な解決がされていないのがもやもや。鉄男が年上のお姉さまが好きな理由も父が病んでしまった理由も後半で明かされたけどどれも重たい。みちるちゃんだけが救いかなー……でもみちるちゃんも大丈夫なのかは割りと疑問。結局この物語はお家という檻が燃えたところで終わったけど続き書く予定なのかな?書いて欲しいなぁ、幸せにしてあげてほしい
トラックバック(0)  コメント(0)
Next |  Back

コメントの投稿












 管理者にだけ表示を許可

トラックバック

この記事のトラックバックURL